障害者支援施設は、精神的もしくは身体的に障害を抱えて自宅での生活が難しいと判断された利用者が入所している施設です。
必ずしも高齢者とは限らない点が大きな特徴で、介護ケアを行う介護職にとっても、高齢者介護と障害者支援施設での仕事は仕事内容が大きく異なります。
障害者支援施設での仕事に求められるスキルは、発達段階に関する知識です。
これは高齢者介護においてはそれほど求められない分野なのですが、若年層も多く入所している障害者支援施設においては必要不可欠な知識です。
また、施設に入所している人の中には、介護職員とのコミュニケーションが難しいケースも少なくありません。
その場合には、介護職員がコミュニケーション方法を学ぶ必要があり、根気よくコミュニケーションを取ろうという忍耐力や試行錯誤する創造力なども必要と言えるでしょう。
障害者支援施設で働くことは、介護職員にとってはキャリアを構築する上ではプラスになると考えられます。
高齢者といった年齢にとらわれない広い範囲で介護ケアができるスキルは、オールマイティにフレキシブルな介護ケアができる人材だとして、転職の際にはプラスになりそうです。
障害者支援施設での仕事は、入所者がそこで24時間生活しているため、介護職員も夜勤を伴うシフト勤務を行います。
生活のリズムが崩れやすいため、健康管理をするスキルや体力を維持するための工夫なども持っていると役立つスキルかもしれません。